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紀州髙野紙伝承体験資料館 紙遊苑

紙遊苑外観の写真

弘法大師空海に教えられたと伝えられる手漉き和紙「髙野紙(古沢紙)」は、鎌倉時代初期には、教典の印刷用紙や経巻の書写用紙として使用されていました。明治時代になり活字印刷が行われるようになると紙面の相が荒いため、出版用紙としてはだんだん使用されなくなりましたが、厚紙で丈夫という特長を生かし、傘紙、障子紙、合羽、紙袋、提灯に張る紙などとして利用されました。
最盛期の大正7年~9年ごろには、古沢・河根地域を中心に約100軒の家々が紙漉きを行っていました。
しかし、昭和30年代になって布地を使用した傘が普及し始め、急激に和紙の需要が減り衰退していきました。

髙野紙の主生産地であった九度山町では、髙野紙の歴史や技術に関する展示と紙漉きのすばらしさを体験できる資料館として、平成11年4月に「紀州髙野紙伝承体験資料館 紙遊苑」を開館し今日に至っています。
同館では毎年、和紙をテーマとした「民芸和凧展」「アサガオ展」「スイセン展」などの企画展も行っています。

紙遊苑内観の写真

紙漉きジオラマの写真

ごあんない

開苑時間

午前9時~午後4時30分(最終受付:午後4時)

休苑日

月・火曜日(ただし、祝日の場合は翌平日)および年末年始(12月28日~1月4日)

入苑料

無料

体験料

  • 入門コース
    はがき大[3枚1組]:300円(250円)
    色紙大[1枚]:300円(250円)
    A3大[1枚]:400円(300円)
  • 丸一日本格体験コース
    座学・蒸す・黒皮とり・トロロアオイの粘液抽出・漉く・干すの工程:5,000円/人

※()は20人以上の団体料金
※丸一日本格体験コースは1日3名限定
※事前に予約をお願いします。

その他

和室や茶室の有料貸出も行っています。

お問い合わせ

〒648-0151
和歌山県伊都郡九度山町慈尊院749-6
TEL:0736-54-3484

⇒紙漉き体験、和室・茶室有料貸出の詳細については、紙漉き体験(紙遊苑)ページこのリンクは別ウィンドウで開きますをご覧ください。